近年、眼疾患がなく知能的にもさほど問題が見られないのに、学習「読み・書き・算数・推論」や運動の場面でつまずく子どもや大人の存在がクローズアップされています。そうした子どもや大人の多くに視覚機能面や認知面での問題が指摘されています。そのような方をビジョンを通して支援しているのが、当施設です。
ジョイビジョン横浜の具体的な検査項目
視機能に関するもの
- 視力(遠見・近見)
- 屈折(近視・遠視・乱視)
- 調節(調節力・調節効率)
- 眼位(斜視・斜位)
- 両眼視機能(同時視・融像・立体視)
- 眼球運動(潤滑性眼球運動・衝動性眼球運動)
DEM 眼球運動 Developmental Eye Movement Test
DEMは、衝動性眼球運動の正確性を測定する検査です。テストA・B・C、3つの検査から構成されています。テストAとテストBは「タテ読み」で読み終えるまでの時間と間違い数を測定します。テストCは「ヨコ読み」で読み終えるまでの時間と間違い数を測定します。その二つのテスト結果から、トレーニングが必要かどうか検討する材料になります。
NSUCO眼球運動検査(Northeastern State University College of Optometry)
NSUCOは、アメリカのオプトメトリスト、W・メイプルズが中心となって開発した、直接観察法による眼球運動検査です。検査には、衝動性眼球運動と滑動性眼球運動の2種類の検査が含まれます。テスト結果からトレーニングが必要かどうか検討する材料になります。
調節効率検査
調節の強さやスタミナをみる検査で、ツインレンズを用いて行います。
原始反射抑制検査
原始反射が抑制されていないと、新たな運動能力の獲得に影響があると言われています。原始反射の顕在が疑われる場合は簡易的な原始反射抑制トレーニングの提案や作業療法士からの適切な指導を受けられるようお勧めしています。
視覚認知に関するもの
- VMI検査 視覚-運動統合発達検査(目と手の協応)
- DTVP-2(Development Test of Visual Perception-Second Edition)
- MVPT-3 (Motor Free Visual-Perceptual Skills-3) 選択型視知覚スキル検査ー3
- TVPS-3(Test of Visual-Perceptual Skills (non-motor), Third Edition )
VMI検査 視覚-運動統合発達検査
示された図形と同じ物を与えられたマス目に書く検査です。
- 小児、成人における視覚 – 運動統合をみる検査です。
- 視覚認知と目と手の協応の程度を知る事が出来ます。
- 統計処理され同じ年齢と比較する事が出来ます。
DTVP-2(Development Test of Visual Perception-Second Edition)
こどもの視覚認知と視覚 – 運動統合の能力をを評価します。
- 目と手の協応
- 空間における位置
- 模写
- 図と地
- 空間関係
- 視覚形態完成
- 視覚運動速度
- 形の恒常性
の8つの検査からなっています。
MVPT-3 (Motor Free Visual-Perceptual Skills-3) 選択型視知覚スキル検査-3
MVPT-3は4歳〜70歳までの方に行える視確認知テストです。
- 識別
- 単一図形の記憶
- 空間関係
- 形の恒常性
- 図と地
- 閉合
上記の能力が、総合的に検出されます。テスト形式は、視覚的な複数の選択肢の中から一致する図面を選択します。