ビジョントレーニング:お子さんの見る力を育てるアイケアシステム

視覚発達支援研究会

アイケアシステムが所属する視覚機能発達研究会の活動について

「視覚発達研究会」

視覚発達研究会の名称が「視覚発達支援研究会」になりました。同時にホームページが出来ました

第12回以降の研究発表に興味のある方は「視覚発達支援研究会」の方でご覧いただけます

ホームページは  www.javd-stu.com です

第11回視覚発達研究会が開催されました2013年9月11日

研究会概要

第Ⅰ部  実践報告        座長:加藤 元嗣(キクチ眼鏡専門学校)
実践報告①:「二分脊髄児の学習支援と学校との連携」
発表者:柳下 記子(学習支援室 グッドイナフ)

実践報告②:「学習困難さを主訴とする女児への関わり」
発表者:近藤 友佳(視覚発達支援センター)

実践報告③:「合理的配慮のための医療情報提供書」
発表者:簗田明教(視覚発達支援センター)

実践報告④:「鴨川市での視覚支援の取り組み」
発表者:加藤恵子(鴨川市教育委員会学校教育課)

実践報告⑤:「見る力に焦点をあてて〜京都北部の地域支援の推進〜」
発表者:高野芳子 (京都府立舞鶴支援学校トータルサポートセンター)

実践報告⑥:「東京都北区の小学校でのビジョントレーニング」
発表者:北出勝也(視機能トレーニングJoyVision)

実践報告⑦:「医療機関との連携について〜事例報告〜」
発表者:茅野晶敬(視覚発達支援あおぞら)

研究発表①:「WAVESによる発達性読み書き障害児の検討」
発表者:富永絵理子(ジョイビジョン京田辺)

第Ⅱ部 教育講演          座長:奥村 智人(大阪医科大学LDセンター)

教育講演:「眼球運動について」
発表者:川端秀仁 (かわばた眼科)

第Ⅲ部 研究発表       座長:北出勝也(視機能トレーニングJoyVision)

研究発表②:「デジタル版WAVESの開発にむけて 1」
発表者:三浦朋子(清恵会病院堺清恵会LDセンター)

研究発表③:「デジタル版WAVESの開発にむけて2」
発表者:奥村智人(大阪医科大学LDセンター)

研究発表④:「光過敏の対応を考える その2」
発表者:加藤元嗣(キクチ眼鏡専門学校)

第11回視覚発達研究会が予定されています

日時 2016年9月11日(日)10時〜17時

場所 東京都新宿区 東京眼鏡専門学校 大教室

第9回視覚発達支援研究会 

「視覚発達研究会」のプログラム・研究・講演・ディスカッションの様子です。                               

日時:2014年8月31日(日)13:00~17:15

於:キクチ眼鏡専門学校

研究会(専門部会)                                                    13:00-17:15

視覚発達支援やビジョントレーニングなどに関わる内容のミニレクチャー、教育講演、研究発表と実践報告です。研究発表は、新たな検査法、訓練法、介入効果の検証、その他の客観的データに基づいた研究に関する発表です。実践報告は、有効であった検査方法、効果があった支援法やトレーニング方法、各施設の現状報告、新たな取り組みなどの発表です。

第Ⅰ部                           座長:加藤 元嗣(キクチ眼鏡専門学校)

ミニレクチャー①:「発達の段階に合わせたトレーニング」          13:05-13:45 
    発表者:内藤 貴雄(特別視機能研究所)

ミニレクチャー②:「小学校でのビジョントレーニングの実践」    13:45-14:25 
    発表者:北出 勝也(視機能トレーニングセンターJoyVision)

ミニレクチャー③:「視覚心理学の基礎②動きの認知について」    14:25-15:05 
   発表者:川端 秀仁(かわばた眼科)

第Ⅱ部                            座長:川端 秀仁(かわばた眼科)

教育講演:「日本版視知覚検査WAVESの具体的な活用法」             15:20-16:10 
          発表者:奥村 智人(大阪医科大学LDセンター)
発表者:三浦 朋子(パームこどもクリニック)

 

第Ⅲ部                            座長:奥村 智人(大阪医科大学LDセンター)

研究発表①:「視覚発達と苦手教科の関係とその改善策を探る」    16:15-16:50 
          発表者:加藤 元嗣(キクチ眼鏡専門学校)

実践報告①:「肢体不自由児の視覚支援〜アセスメントとトレーニング〜」

発表者:鵜飼紗也子先生(名古屋特別支援学校教諭)      16:50-17:15

懇話会 自由参加

第7回視覚発達支援研究会

2012年9月23日

【1】事例検討会
「こんなケースに対して、どんな検査方法があるのだろうか?」「どのような訓練や支援をしていったらいいだろうか?」「こういう訓練を行ったが、他にはどんな方法があったのだろうか?」など、お悩みの事例を提供していただき、ディスカッションする検討会です。
[第1部]
事例 1:「調節不全の事例」
事例提供者:奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター)

事例 2:「知能はグレーゾーンだが読み書きが全くできない小学4年生」
事例提供者:加藤元嗣先生(キクチ眼鏡専門学校)

事例3:「視覚発達検査の問題点」
事例提供者:加藤元嗣先生(キクチ眼鏡専門学校)
[第2部]
事例 4:「見る力に焦点をあてて-京都北部の地域支援の推進-」
事例提供者:高野芳子先生(京都府立舞鶴支援学校)

事例 5:「授業に集中しにくく、板書を写すのが苦手な小学2年生」
事例提供者:久保範顕先生(三重県立特別支援学校東紀州くろしお学園)
事例 6:「視覚発達支援と教育機関との連携事例」
事例提供者:長尾長彦先生(くらしき健康福祉プラザ)
【2】研究会(専門部会)
視覚発達支援やビジョントレーニングなどに関する実践報告や研究発表です。実践報告は、有効であった検査方法、効果があった支援法やトレーニング方 法、各施設の現状報告、新たな取り組みなどについての報告です。研究発表は、新たな検査法、訓練法、介入効果の検証、その他の客観的データに基づいた研究に関する発表です。

[第3部]
実践報告 3:「片田舎の眼鏡店で行っている、見るトレ!」
発表者:中村尚広先生(尚時堂・両眼視スキルアップ研究所)

実践報告 2:「通級指導教室におけるアセスメントの実際」
発表者:増本利信先生(時津町立時津北小学校)

実践報告 3:「文字が覚えられず、教室などの場所が分からなくなる子どもの指導」
発表者:槇場政晴先生(大阪府立茨木支援学校)
[第4部]
講演:「視覚認知の基礎」
発表者:川端秀仁先生(かわばた眼科)
[第5部]
研究発表 1:「発達障碍と抑制信号」
発表者:加藤元嗣先生(キクチ眼鏡専門学校)

研究発表 2:「小学生用読み検査の開発」
発表者:奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター)

研究発表 3:「日本語版DEMについて」
発表者:簗田 明教先生(かわばた眼科視覚発達支援センター)
研究報告 4:「集団式視知覚検査の開発」
発表者:三浦 朋子先生(パームこどもクリニック)

  • 第3回視覚発達支援研究会

    2008年7月27日

    専門部会プログラム

    開会挨拶              会長 川端秀仁先生
    各施設の活動状況          座長 奥村智人先生

    • 1.施設の場所
    • 2.何年度からはじめているか
    • 3.いままで 何名ぐらいのクライアント(患者)を診たか
    • 4.対象者背景疾患(LD、ADHD、PDDなど)
    • 5.兼施設への紹介元(医療機関、教育関係、患者(の親)の会など)
    • 6.具体的なクライアントの主訴(代表的なもの、特記したいもの幾つか)
    • 7.活動内容(諸検査、カウンセリングトレーニング)などについて

    討論

    視覚発達の検査法、支援法について   座長:川端秀仁先生
    1.何をどのように評価しているのか?

    どんな機能を、どんなツールで、どのように評価しているか?
    1-1.視機能
    基礎発表:山城浩哉先生(かわばた眼科)

    1-2.視知覚検査
    基礎発表:「DTVP2を中心に」 三浦朋子先生(パームこどもクリニック)
    基礎発表:「MVPT3を中心に」 北出勝也先生(米国オプトメトリスト)

    補足発表:築田明教先生(かわばた眼科、視覚発達センター)

    2.なにを、どこを目標とするか?
    基礎発表:「ビジョントレーニングの目標」 奥村智人先生(大阪医大LDセンター )

    3.どのように対処するか?
    3-1.視知覚発達障害一般に通じるもの
    基礎発表:加藤元嗣先生(キクチ眼鏡学校)

    内藤貴雄先生(米国オプトメトリスト)

    3-2.発達障害児に対するビジョンケアの試み
    基調発表者:釣井ひとみ先生(平和眼科 ORT)

  • 第1回視覚発達支援研究会

    第1回視覚発達研究会開催にあたって

    近年、我が国においてもLDやADHDなど軽度発達障害をもつ児童への理解が深まり、その支援体制が次第に整備されてきました。一方、以前から教育や医療の対象であった発達障害をもつ児童への支援は、QOL向上へさらなる発展が望まれています。
    このような状況の中、発達的視点からの視覚障害への支援は、発達障害児を支援する上で必要不可欠です。しかし、我が国では低視力者に対する盲・弱視教育 はあっても、視覚機能を視力にとどまらない、より広い概念(視力、屈折、調節機能、両眼視機能、眼球運動などのいわゆる視機能に加え、視覚認知、眼と運動 機能の協調、感覚統合などを含む)でとらえた立場から、視覚機能障害・発達不良を有する発達障害児を支援する体制はほとんど整備されていません。

    視覚発達研究会は、視覚をより広い概念でとらえた立場から臨床や研究の情報を各領域の専門家間で交換し、発達障害児の視覚的支援をより科学的で、より良いものにすることを目的として発足しました。

    そして、発達障害児に関わる保護者、教師、各領域の専門家に視覚的支援の重要性を広く啓蒙することもその発足の目的としています。

    第1回視覚発達研究会の開催を期に、各領域で視覚機能への理解が深まり、視覚障害への新しい支援体制が充実されていくことを祈念しています。

    かわばた眼科  川端秀仁

    開催要項

    2006年7月9日(日)13時30分〜 東京眼鏡専門学校11階(セミナールーム)

    講演 「視機能・視覚認知の問題について」

    山城浩哉先生(かわばた眼科)
    北出勝也先生(視機能トレーニングセンターJoyVision)
    奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター)
    三浦朋子先生(三愛小児科パームこどもクリニック)
    内藤貴雄先生(特別視機能研究所)
    討論 「視機能・視覚認知の問題について各領域から」

    症例検討

    • 「視機能不良」:北出勝也先生(視機能トレーニングセンターJoyVision)
    • 「視覚認知不良」:木下靖子先生(キクチ眼鏡専門学校)
    • 「身体発達バランス不良」:内藤貴雄先生(特別視機能研究所)
    • 「軽度発達障害(ADHD)」:築田明教先生(かわばた眼科)

    総合討論1:発達障害児の視機能・視覚認知について

    総合討論2:今後の視覚発達研究会について

    視機能の発達とその問題

    講演者:山城浩哉先生(かわばた眼科)

    日常生活や学習において理解力や行動の遅れがみられる等の症状の原因はさまざまだが、その一つに視機能の入力部分に問題が隠れている場合がある。具体的には、

    • 【視力】どの程度、物体を識別出来ているか、遠方だけでなく、近方の視力も調べることが重要である。
    • 【屈折異常】近視や遠視・乱視の有無を見つけ、程度に応じて矯正が必要。
    • 【調節機能】ピントの切り替えに問題がないか、これに問題があると板書などに問題を生じることも。
    • 【輔榛・眼球運動】眼球がスムーズに動かせるか、LDに眼球運動が円滑でない場合が多いというデータがある。
    • 【両眼視機能】両眼の視線が合っていて、遠近感を感じることが出来るか、これがないと、ちゃんとものがひとつにみえてなかったり、立体的にとらえることができない。また、各機能は生まれたときから備わっているわけではなく、年齢とともに発達していくものである。

    視覚認知機能とその問題

    講演者:北出勝也先生(視機能トレーニングセンターJoyVision)

    視力には問題なく、脳に鮮明な視覚映像も送られているのだが、脳の中の視覚の情報処理が上手く働かないため、形の認識が正しく出来 ないという子供たちが存在する。斜めの線が認識できなかったり、上下左右の概念が頭に育っていないということもある。三角形を見ても三角形という概念が頭 に出来ていないため認識ができないということもある。文字を覚えることや、図形を認識したり、イメージして考える理工系の科目などで苦労することが多い。 このような問題を持っ子供たちもブロックなどを使ったトレーニングを行えば改善することが多い。

    視機能・視覚認知低下の症状

    講演者:奥村智人先生(大阪医科大学LDセンター)

    眼球運動や両眼祝など視機能に問題があると「読み書きで集中力がすぐになくなる」、「読みとばしがある」、「語尾を代えて読む」、「ノートや黒板を写すのに時間がかかる」、「筆算の桁を見聞違える」、「定規のメモリが読みにくい」、「ボールをうまくキャッチできない」などの症状がよく見られる。また、図形認知、空間認知など視知覚に問題があると「漢字が苦手」、「算数(数学)の図形の問題でつまずく」、「書いた文字のバラン スが悪い」などの症状がよく見られる。目と手の協応の問題では「書いた文字が枠からはみだす」、「コンパスや定規を上手に使えない」という症状が多い。視機能や視覚認知の不良が、必ずしも上 記のような症状と対応するわけではないが、子ども達の問題を把握し適切な対処法を検討するうえで、症状(つまずきの状態)を観察することは重要である。

    視機能・視覚認知の検査法

    講演者:三浦朋子先生(三愛小児科パームこどもクリニック)

    視力低下がなく、屈折異常や眼科的な問題がなくても、視覚の機能面や認知面に問題があり、学習や運動でつまずきがでることがある。本講義では、視機能検査、心理検査を紹介し、以下の検査について説明をおこなう。

    • DEM(DevelopmentalEyeMovementTest)……数字呼称速度と衝動性眼球運動の正確性を測定するテスト。等間隔に並んだ数字列の音読課題と不等間隔に並んだ数列の音読課題を行い、比較することによって、衝動性眼球運動の正確性を判断する。
    • LDC視写検査……無作為に並べられた数字36個(6行×6列)からなる表を提示し、数字を
      表の下にある36個の枠に書き写す課題。机上の見本を書き写す課題(近見視写検査)と、3m先の見本を書き写す課題(遠見視写検査)からなる
    • DTVP-2(DevelopmentalTest of sualPerception2 dedltion)……視知覚と視覚運動統合の能力を評価する検査。目と手の協応、空間における位置、模写、図と地、空間関係、視覚形態完成、視覚運動速度、形の恒常性の8つの下位検査からなる。

    視機能・視覚認知低下への対処法

    講演者:内藤貴雄先生(特別視機能研究所)

    視機能や視覚認知において問題がある子どもたちには、次のような対処を実施されることを提案したい。

    • 必要であれば眼鏡やコンタクトレンズの処方
    • 両眼視機能を改善するためのビジョントレーニング
    • 粗大運動トレーニン
    • 原始反射抑制運動
    • 微細運動トレーニング
    • 視覚思考トレーニング
    • 視覚論理思考トレーニング
    • 聴覚思考トレーニング

 

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