遠視による学習困難
視覚発達希望の9歳男児

主な状態
読んでいると眠くなってしまう。
物を見るとき片眼をつむったり必要以上に近づけてみる
形がよく似た文字を間違える
黒板を写すのが苦手等
文章を書くと、文字が一列にそろわない。
授業中、課題を時間内に終わらせることができない

視力・両眼視・眼球運動・視覚認知・目と手の協応等検査する
自覚的屈折検査
Vd=1.2(1.2×S+0.75)
Vs=1.2(1.2×S+0.75)

遠見眼位:偏光版による十時テスト7プリズム基底内方
近見眼位:マドックスによる25プリズム基底内方

調節近点=右目8cm 左目8cm 評価:正常範囲
輻輳近点=35cm 評価:かなり弱い
眼球運動検査
眼球運動(追跡視・跳躍視)に弱さがみられた。

方針
遠視のメガネを購入してもらい毎日使用してもらう。そのうえで目の内寄せトレーニングを毎5分してもらい3ヶ月後再評価予定とした
3ヶ月後来店時
保護者曰く
苦手だった漢字テストで初めて100点をとることがで来ました。親子ともども喜んでいます。
*弱い遠視でも学習に影響を及ぼす可能性がありますので、注意が必要です。弱い遠視は視力が良いので学校の視力検査ではA判定になってしまいます。視力が良くても遠視が原因で見る力が弱い場合がありますので学習に問題をかかえているようでしたら視機能・視覚発達検査等もお考え下さい。